石仏とは、石に彫られた仏像や道祖神などの神像なども含め総称されています。黒滝川を流れる木材の集積場に水の安全を祈ったという石仏が祀られ、いにしえの時代から今もなお、村人たちを見守っています。
黒滝村の中央に位置しており、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)を祀っています。植物や蚕桑(こぐわ)を司る神で、人間の生活で必要な五穀、稲の成育を司る神として水が不可欠な吉野では古くから信仰されています。
吉野山の会式・花供懺法をはじめた高算上人の墓と伝えられ、堂には高算上人像と木造彩色の蔵王権現が鎮座しています。
真言宗鳳閣寺派の本山。修験道(しゅげんどう)との関わりが深く、白鳳6年(672年)に勅命により国家安泰の祈願道場として開山したことに始まります。
尾根筋に道が作られ、その両側に吉野建の民家・商家・旅館・寺社が並んでいます。吉野の人々には経済活動の拠点、山伏には修行の拠点となっていました。
桜の名所として知られる吉野山の中千本(なかせんぼん)に位置する、日本固有の宗教、修験道の総本山。
1910年、吉野材木黒滝郷同業組合事務所として建てられた洋風木造建築。現在は「村民俗資料館」に。