下市(しもいち)の神酒(みき)の口(くち)製作技術

下市町
下市(しもいち)の神酒(みき)の口(くち)製作技術
見た目も香りも美しい 神に捧ぐ芸術品

神酒の口は神具の一種で、曲げ物の製作技術によって支えられる工芸品です。神棚に供える神酒徳利の口に挿して装飾されます。「粘り・光沢・香り」と三拍子揃った吉野桧の背板を選び、表面に溝を彫り、カンナで紙のように薄く削った経木の溝同士を編み目のように組み合わせて作られます。上部が「炎」で下部は「水玉」を表現。「炎」は風を呼び起こすといわれ、人間の生活の原点である、「火と水」を象(かたど)って構成されている、桧の香り漂う美しい工芸品となっています。

文化財データ

名称
下市(しもいち)の神酒(みき)の口(くち)製作技術
よみかた
しもいちのみきのくちせいさくぎじゅつ
ジャンル
構成文化財

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