大峯修験道(しゅげんどう)の開祖が鍛錬した修行の場
笙の窟は、大峯山脈の主稜を構成する大普賢岳東方の日本岳の中腹南面岩壁に開口する自然窟であり、「大峯山行所・七十五靡(なびき)」のうち、「六十二靡」の行場霊地です。樹齢約500年の自然林に囲まれており、冬籠の行場で千日籠修行が行われていたとされています。日蔵上人の参籠冥界遍歴は国宝「北野天神縁起絵巻」に描かれており、弁覚上人の歓進(1232年)による銘の金銅不動明王像が祀られています。吉野で展開した修験道(しゅげんどう)の行場として知られています。
(立像は奈良国立博物館に保管されています。)
笙(しょう)の窟(いわや)・銅造不動明王立像
上北山村
文化財データ
- 名称
- 笙(しょう)の窟(いわや)・銅造不動明王立像
- よみかた
- しょうのいわや・どうぞうふどうみょうおうりゅうぞう
- ジャンル
- 構成文化財
- 住所
- 奈良県吉野郡上北山村大字西原
- その他
- 公式サイト:http://vill.kamikitayama.nara.jp/kanko/shiru/bunkazai/