河合の弓引き行事[八日薬師]

上北山村
河合の弓引き行事[八日薬師]
静かな空間を切り裂くごとく厄を落とす

この行事はすべて口伝により受け継がれており、その発祥などはさだかではありませんが、現在の形式となったのは江戸時代とされています。山で暮らす吉野の人々の唯一の生活の糧である木材を出す作業は非常に危険で、しばしば命を落とすこともあったため、そういった仕事の安全と一年の暮らしの安寧を願い、毎年1月8日に厄を的に見立て、それを鎮めるという意味でこの行事が伝わったとされています。式次第は古式に則り行われており、その雰囲気は奥深い山間で信仰する人々の歴史と思い入れを感じさせます。

文化財データ

名称
河合の弓引き行事[八日薬師]
よみかた
かわいのゆみひきぎょうじようかやくし
ジャンル
構成文化財
住所
奈良県吉野郡上北山村大字河合
その他
公式サイト:http://vill.kamikitayama.nara.jp/kanko/shiru/bunkazai/

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