いまも咲く父への「懐(おも)いの桜」
吉野山の麓にある本善寺は、浄土真宗の蓮如上人が文明8年(1476年)に石山本願寺等の大寺院建立の建築材として吉野の材木を利用するため、搬出の拠点であった当地に建立しました。浄土真宗が開発した筏流しのルートは、江戸時代の吉野材搬出ルートの原型となりました。春には蓮如上人の死後、実孝が父を追懐し植えたといわれる「懐(おも)いの桜(エドヒガンザクラ)」をはじめ、樹齢300年といわれるシダレザクラなどが境内に咲き乱れます。
本善寺
吉野町
文化財データ
- 名称
- 本善寺
- よみかた
- ほんぜんじ
- ジャンル
- 構成文化財
- 住所
- 奈良県吉野郡吉野町大字飯貝567
- お問い合わせ
- 0746-32-2675
- その他
- 近鉄吉野線 大和上市駅または吉野神宮駅下車
東へ約1km 徒歩で約20分、タクシーで約3分
公式サイト:http://web1.kcn.jp/honzenzi/