村を見守る微笑みの観音さま
江戸時代は、延宝3年(1675)。大峯の地で修行中この地を訪れた円空が、栃尾の集落の小さな祠にこもって彫ったといわれる聖観音菩薩立像、大弁財天女立像、金剛童子像、護法神像の4体を安置する観音堂です。元はもっと奧の谷にありましたが、明治時代の台風で流され、現在地に移りました。観音堂の仏像はいずれも微笑みの表情が見られます。小さな観音堂ですが昔より栃尾の集落に暮らす人々に信仰されています。
栃尾観音堂
天川村
文化財データ
- 名称
- 栃尾観音堂
- よみかた
- とちおかんのんどう
- ジャンル
- 構成文化財
- 住所
- 奈良県吉野郡天川村大字栃尾
- お問い合わせ
- 0747-63-0999